先日、Eテレの池上彰さんの番組「メディアの目」で
情報をゲット ネット検索の技というのをやっておりました。
対象になっていたのは、
学生がレポートの課題などで
ネット検索を使う時の検索の仕方についてでしたが、
ブログやサイト作りなど情報発信側からみても参考になる番組でした。
調べ物は、視点を作ってからのほうが圧倒的に効率もいいし、成果も高い。
こう話していたのは、
長年テレビ番組を作る上でリサーチを専門にしている
リサーチャーと呼ばれる調べ物のプロの方です。
クイズ番組や情報番組のために材料を探したり情報が正確かを調べている人ですが、
その検索のプロの方はどのように検索をおこなっているのかを紹介していました。
キーワードに対してキーワードを拾い出すというのは、
トップアフィリエイターが言ってることと同じですね。
検索する前に具体的なキーワードを決める
番組ではカレーの歴史について調べ方を実践しています。
1.キーワードを集める
百科事典でカレーの項目を調べ、
カレーの歴史に関わりそうなキーワードを書き出して行く。
インドではカリ
福神漬 の歴史
明治36年国産発のカレーの売り出しは大阪の薬問屋
などキーワードになりそうなものを見つけていきます。
ここでは7冊の本で調べ、30以上のキーワードを拾い出していました。
このように図書館などで時間を掛けて探すことで奥の深い情報に
たどりつけるということです。
2.キーワードを整理する
キーワードを仲間分けします。
ノートなどにペンで大きく十字を引いて横軸を場所、縦軸を時間とします。
横軸は過去から未来、縦軸を海外から日本として、
4つの部屋にキーワードを入れていきます。
キーワードを仲間分けしながら配置させるのがコツです。
「語源」 「レシピ リスト」「暮らしに普及」 「伝来の過程」 など
仲間分けした同じグループ内のキーワード同士で検索をかけると
より深い情報にたどりつくのだそうです。
語源に入っていた 「カリ タミル語」 と言った感じでより深く探っていきます。
最初のキーワードからは見えてこない情報はこういうところにあるんですね。
作る立場から考えるとこれは複合キーワードになるってことです。
メインキーワードではない複合キーワードです。
3.情報を絞るコツ
新しいものを調べる場合、Googleの検索窓では検索結果の
上に並んでいるタブの端に「検索ツール」とあり、そこをクリックすると
検索結果を期間指定出来ます。
キーワードについて最近書かれたものを調べるときに有効です。
ダブルコーテーション「 " " 」でキーワードを囲うと
余計なものが出ずキーワードをズバリ検索できます。
これらをうまく使うと検索の精度が上がりそうですね。
おわりに
リサーチャーの話では、
深い情報にたどり着くキーワードは調べたものにしかわからないキーワードとなり、
そのひとつひとつを有意義に使って検索することで、
格段に深く人と違う有効な調べ物ができるそうです。
ん~~
最近、サイトアフィリについての講義で、
キーワード選定の時に話していたこととまったく同じです。
キーポイントは「人と違う」ってことでしょうか。
たまにはEテレもいいものですね。